ゆき降りの日。七草、季節の土地のエネルギーを感じる日。
お正月も過ぎました。
今年のお正月も毎年年越しを仲間と楽しまれるお客様で賑わいました。
かれこれ10数年。
全国各地から集まって数日間を共に過ごされていて、
年々子供達も増え、成長をみることができるのも嬉しいことです。
この地の食、きりたんぽ鍋やかづの牛、ホルモン(ホルモン鍋も持参!通です!)、
小坂の秘湯奥奥八九郎温泉へ行ったり(今年は雪不足で近くまで車で行けたとか)
八幡平の山でスキーを楽しんだり
日々谷間で過ごす私たちよりかづのを知っているかもしれません。
アウトドア、山の過ごし方楽しみ方を知っている方たち。
別れ際も清々しく素敵だなあと思います。
賑やかな3が日が過ぎ、
ゆっくり仕事の疲れを癒しに湯治にいらした地元秋田のお客様はリースを作っていかれました。
十人十色な出来上がっていく様子や作り方をみるのも楽しいです。ダイナミックに花を使い大変素敵な作品に!
今日はゆきです。
もそもそと降っていてこういう日はなぜか絵本の”かさじぞう”を思い出します。
とはいえ雪不足、すでに地元開催のスキー大会がいくつも中止になっています。
降り始めた頃は少し積もった雪景色に、
ずっとこれくらいなら楽なのにね。
というのですが、いざ降らないと除雪が少なく楽ではあるけどやはり寂しいです。
例年は今頃こんな感じ。
今年は一度も神社の屋根の雪下ろしをしていません。
今日は人日の節句です。
この日の風習七草粥。
流通や情報の発達で春の七草も全国共通に
なってきましたが、
ここ雪国では七草はつめるわけでもなく。
地方により具材も違うようですが
きっと新芽のエネルギーで無病息災を祈り体のエネルギーにしたものと思います。
ここでは冬の間根菜たちの畑エネルギーが元気をくれます。
温室栽培やフリーズドライの七草粥を食べるより風邪ひかないかもしれません。
小正月に食べる”けの汁”がその役割なのでしょう
昨日、お隣岩手で自然栽培をされている方から届いたお野菜
とても一つ一つがしっかりしたお味で、おだしやお肉を入れるのがもったいなくて塩だけでスープにしました。
とっても体に染み渡り、やっと体も新年明けました気がします。
その季節に取れるその土地の食べ物はやはりその土地の人間にあっているもんだと実感します。旬もテレビの情報やスーパーに並ぶ野菜でよくわからなくなっていますが
その土地の旬大事にしたいですね。
私が一番好きなのは春の山菜が体を目覚めさせてくれる感覚!
畑の緑の野菜をたべれるのはその後で山菜が取れるまでは産直には何も並ばない時期もあります。
新鮮な緑が体に入って冬の眠りから覚める元気をくれる感覚が本当にありがたいです。
その土地の。といえば、年末地元も若者たちが集まって、地域の方と一緒にきりたんぽ鍋とみそつけたんぽを作っていきました。
地元の人たちは老若男女とわず季節ごとに
たんぽ会や山菜を楽しむ鍋っこなど同年会などで時々集まって過ごされます。
80歳を超えてもなお毎年同級生と集まる方たちもいて素晴らしいなと思います。
それをみて季節を感じるのも楽しみです。
冬は寂しい気持ちにもなりますが春に頑張る力を蓄える季節ですね。
🌾ぜにかわおんせん
:冬季は不定休ですので問い合わせを0186−31−2336
:国道より下る坂道は4WD車以外通行できません
;;;;;;
晩秋にご宿泊いただいたお客様がこんな記事を掲載してくださいました。
大変暖かく、丁寧な記事です。秋の時間の流れを思い出しました。
素敵に書かれすぎて恐縮ですが、ぜひこちらもお読みください。